まほろば|春 -HARU-

まほろば濃度

まほろば濃度

私たち「まほろば」が所属する音楽事務所には、

アーティスト・スタッフ総動員で行われる「総会議」なるものが存在します。


その時ばかりはあまり外出しない私たちも、

ふたり揃って東京の真ん中ら辺へと出向きます。


そして「総会議」を終えたあとは毎回、同じお店に行き

今度はふたりでの「まほろば会議」を開きます。


そのお店は席の配置のせいなのか、基本的にお客さんが少ないからなのか、

私たちにとっては非常に珍しい「長居できる」お店で、

お陰様で今までもそちらで様々なアイデアを生み出すことが出来ました。


やはり普段と違う環境に身をおくと、

普段は出てこないような案が出てくるものですね。

とは言え、同じ家に住み、共に生活をしている私たちは

自宅やスタジオで四六時中「まほろば」に関しての話し合いをしています。


これは「夫婦」でものづくりをする上での

最大のメリットではないかと、私は思っています。


逆を言えば、もしこの話し合いの時間が少しでも足りなければ

作品にここまでの濃度を出すことが難しいのではないかと感じます。

基本的に達-TATSU-の話が恐ろしく長く、そして重く、

私は集中できる時間が極端に短いので、

そもそも「話し合い」をする相手としては明らかに不適合だった事もあり

こんな話し合いを今後も続けていくのは無理だと感じた日々もありましたが

今ではこの「話し合い」がすっかり日常の一部となっています。


結局今回のブログで何が伝えたかったのかと言えば、


人というのは非常に柔軟で、

逃げ場がない状況に陥れば、ある程度のことには適応できる能力を持っている

と言うことでしょうか、、どうなんでしょうか?


しかし何事も「忍耐」が大切であることは間違いないです。


今回もご清覧、有難う御座いました。

 

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