現在 まほろば は YouTube にて、
・まほろばの夜明け
・祭神 -MATSURIGAMI-
・大海に光りの舟よ
・シャンバラの丘
・おいで
以上、5曲のオリジナル楽曲(short.ver)を公開しています。
きっと、「大海に光りの舟よ」のスタジオライブ動画から
まほろば の存在を知って下さった方が多いのではないかと思っているのですが
自分たちが一番初めに制作した楽曲、
と言うよりも、自分たちが「まほろば」となった所以の曲が
「まほろばの夜明け」
になります。
遡ることおよそ3年前、この曲は当初「ピアノ」と「歌」を主とした楽曲でした。
現在「笛」が演奏しているパートに歌詞がついており、それが「歌メロ」となり
もちろんタイトルも全く別のものが付いていました。
その頃はまだ「まほろば」ではなかった自分たちですが、
この楽曲に可能性を感じ、より良いものにするにはどうすればよいか?
そんな試行錯誤の日々が続いていました。
ある時、達-TATSU- のアイデアにより
「歌」を「笛」の音色へと変更したところ、まるで別曲のような新しい世界が生まれ、
そこから完成までのとても長い期間、この楽曲の制作にどっぷりと浸ることとなったのでした。
笛のパートを入れたことで無くなった「歌メロ」を新たに付け加え、
太鼓と歌とメロディ、要となる3つのパートのベストバランスを模索、
インストと歌ものの「良い部分」を残した楽曲を目指しました。
文章にすると単純なことではありますが、
思い返せばこの頃から既に 達-TATSU- のこだわりが炸裂しており
やれどもやれどもOKが出ない
やれどもやれども新しいアイデアを出してくる
そんな状況が長く続き、
幾度も幾度も挫けそうになりました(私が)。
しかしそれ以上に
「自分一人では絶対に作り得ない楽曲」
というものの完成にワクワクもしていました。
最も神経を使ったのは、太鼓の打音がしっかりと生きるサウンド作りです。
もちろん 達-TATSU- のこだわりが大爆発したのは言うまでもありません。
「詞曲良ければ全て良し!」
という圧倒的シンプルなこだわりを持つ私にとって、
達-TATSU- の複雑怪奇なこだわりはあまりに理解不能で
もはや別の生き物か?と思うほどでした。
新しいソフトをいくつも試し、新しい機材を導入し、
とにかくこの1曲を良いものにするために 今考え得る「できること」の全てをやる。
この時期に互いが修得した技術や感覚は、現在でもまほろばの制作基盤となっています。
こうして完成した初めての楽曲は、
その至るところに細かく細かく散りばめられた自分たちの想いが
今聴いても胸が詰まるほどに、まほろばの大切な「源」となる作品になりました。
そして付けたタイトルが「まほろばの夜明け」。
今回はまほろばの原点である初作品「まほろばの夜明け」のお話しをしました。
今回もご清覧、有難うございました。
【 関連記事 】