まほろば初主催イベント「HO.KO.LA」開催の準備と並行して、音源制作を行っていました。
その制作にもようやく終わりが見えてきて、ホッとしている今日このごろです。
今回の作品は様々なかたちでの「新しい風」を入れて作っています。
その1つが、ミックスエンジニアさんの存在。
まほろばは、出来る限り自分たちの手で「まほろば濃度」の高い楽曲を、という想いもあり、
作詞作曲に加え、編曲・録音・ミックスと、楽曲制作の9割ほどを自分たちだけで行っています。
そんな中で「他の人の手を加える」ことでの楽曲のさらなる新しい一面、
新しい可能性を見出すべく、今回の作品では1つのチャレンジとして、エンジニアさんにミックスを託すことにしました。
大変ありがたいことに、結成当初からずっと私達を見てきてくださった、
まほろばの音楽を深く理解して下さっているエンジニアさんにお任せできるという事も、
今回のチャレンジの大きな要因でした。
少し大げさに聞こえるかもしれませんが、
これまで自分たちのみで行ってきたことに他の方の感性が少しでも加わるというのはなかなか大きな決断であり、
まだ先でも良いのかな、、、などと躊躇があったのも正直なところなのですが、
少々頑なすぎる自分たちにとって、物事は少し前のめりくらいが丁度いい、と、
このところ感じていましたので、きっと今回が来るべき時だったのだろうと。。
初の試みということもあり、エンジニアさんと何度も何度もやり取りを繰り返していく中で、
現時点でも、本当に嬉しい化学変化がたくさん起こっています。
私は まほろば の曲がやっぱり好きだなぁと、良い意味でとても客観的に感じることが出来るようになったのは
今回の最も大きな心境の変化かもしれません。
皆さんに作品をお聴きいただける日が待ち遠しいです。
「HO.KO.LA」にしても、今回の制作にしても、新しいことにチャレンジできる環境があるというのは、
周りのスタッフや楽しみにしてくださっているリスナーの皆さんあってのこと。
もちろん、そうではない環境で過ごしてきた時期がある自分たちだからこそ、
それがどれほど有り難いことであるかをしっかりと噛み締めながら、
感謝の想いと、それを上回る贈りものを、楽曲に、ステージに、込めていきたいと思っています。
そんな気持ちの一方で、
制作期間中はどうしても引きこもりがちになり孤独な作業が続くため、
作品が仕上がる頃には心が荒みきっている、ということも多々あり。。
一先ずスタジオから出て散歩でもして、今の季節だけの景色を楽しみ、
人間としての正しい心を取り戻したいと思います。
春-HARU-
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